現環境について
デュエマ楽しんでますか?
どうもやぎです!
今回は初めて真面目な記事を書かせていただきたいと思います!
現環境は良環境?
自分はデュエマを4歳から11歳くらいまでやってて、19歳にガチ勢になりました。それまではカー〇ンさんの動画を「デュエマってこんな感じになってるのか…」と思いながら見ていました。
なのでデュエマの環境については双極編からガチで研究し始めたのですが、こんな環境見たことないですね。
現在は2019年7月、デュエキングパックが発売された直後ですがまあ何というか、逆に環境が荒れていると言いますか…
と、言うのも今までの環境は
- 入賞するデッキが基本的にバスター、赤白轟轟轟などの人気のデッキがほとんど(まあ母数が多いので当たり前なのだがこの母数が多いというのが重要)
-
小学生でも握って回し方を覚えれば入賞することができるようなデッキ(つまりは使うのが簡単なデッキ)が流行
という特徴があったように思えます。
あるひとつのデッキ、あるいはあるカードを主軸としたデッキが使用率をあまりに多く占めているとそれはカードゲーム的にはよろしくないと言われています。
僕は12歳から18歳まで遊戯王をやっていたのですが、征竜が出た時はたまげましたね。
ベスト8のうち7人が征竜なんてことよくありましたし十二獣に関しては出張パーツとしてなんのデッキにも入っていましたからね。
デュエマで言うと轟轟轟なんて言うデッキはとりあえず上振れで殴れれば誰でも勝てますし、バスターもバスターを主軸としたデッキが沢山作られ「デュエルバスターズ」なんて言われてた時代もあると言われています。
一見、クソ環境にも見えますが実はそうでもありません。(遊戯王に関してはデッキ云々の前の話であれなんですけども)
轟轟轟というデッキが流行ったとき、防御が厚くドンジャングルさえ立てれば勝ちのチェンジザドンジャングルが流行りましたしチェンドンに対しダマスのピーピングハンデスや封印のギミックなどで有利だった黒緑ドルマゲドン。
このようにある一定の強いデッキがあるとそれに対し強いデッキが生まれる→さらにそれに強いデッキが生まれる
つまり母数の多いデッキに対して強いデッキをいかに持って行くか、逆にミラーだった場合のことを考えて母数の多いデッキを持っていく、みたいな。
というような動きで主に環境は変化します。
さらにそうなるとカード自体の売上にも大きく影響します。
一定の強いデッキの母数が高いということはそのデッキを1からデッキを作った人が多いということです。
大会やCSなどに出る人は勝つために強いデッキが必要ですからね。
そしてそのパーツは必然的に値段が高騰します。
もちろんそのパーツが入ったパックは売れますし、そのデッキに勝てるデッキのパーツも高騰します。
ただ一定のデッキの母数が多い環境はそのデッキと対面することが必然的に多くなるのでそのデッキに対してのヘイトを買いやすいことにもなってしまいます。
また使用率が高いということはそのデッキのキーパーツのカードパワーがくそ高いことも考えられるので殿堂発表次第では作った瞬間弱体化で環境落ち、みたいなことにもなりやすいです。
これが今までの環境の流れですね。
では今の現環境はどうでしょうか?
7月から轟轟轟ブランド、ヒラメキ、ウォルグなどのカードが規制され6月末には最新弾が発売され、新環境が始まりました。
今の環境を一言で言うと「カオス」です。
なんのデッキが入賞してもおかしくない、そんな環境です。ちょっとロマノフワンショットだけ別格な気もしてますが今の母数が多いデッキは「強いから」よりも「すきだから」、「使いたいから」みたいな理由が多いですね。
特にモルネクに関してはバトガイ刃斗の登場でさらに人気に火がついて母数が最近増えていますね。
現環境はカードゲームとしては良環境
先程今までの環境の話でもあったように一定のデッキの母数が多いということはデッキの多様性がなく、大会に出ても同じデッキに負けるというのはあまりよろしくありません。
なんちゃらバースというカードゲームアプリを例にするならば、いつぞやのニュートラルヴァンプやメンコバハムートみたいなことですね。
それに比べ現環境は一強というものがないので母数がバラけています。
母数がバラけるということはそれだけ多くの種類、タイプのデッキがあるということなのでプレイヤーの構築、プレイング次第ではどんなデッキでもワンチャンあるということなので競技性で考えるならものすごくいい環境と言えるでしょう。
ただデュエルマスターズとしては決していい環境とは言われていません。
デュエルマスターズとして求められる環境とは?
あらためてデュエルマスターズはタカラトミーから出ているコロコロのコンテンツです。
MTGを簡単にしたものとも言われており小学生でも気軽に楽しめるのが売りだったカードゲームとも言えます。
しかし最近のカードは小学生が気軽に使うには難しいカードばかりです。
しかも原因はテキストの難しさだけでなく値段という点でも…
轟轟轟やバスターなどのデッキは殴るパターンさえ覚えてしまえば基本的に簡単に使えます。特に轟轟轟は初心者が使いやすくて強いデッキだったので新規プレイヤーにとってもおすすめでした。
実際ゴルドーザーやメタリカを入れなくても赤単でブレイズクローなんか詰め込んでおけば安くてもそれなりのデッキに勝てるスペックはありましたしね。
一方今流行っているデッキは
- ロマノフワンショット
- 赤青覇道
- バイク
- 黒単オーラ
- 緑ジョーカーズ
- ミッツァイル
- モルトNEXT
みたいなデッキですかね。
ロマノフワンショットやオーラ、緑ジョーカーズはかなり難しいデッキですし、バイクやモルネクなんかは簡単だけど高いというのがあります。まあバイクに関してはZとブランキー抜いても普通に強いので初心者にはオススメかもしれないですね。
モルネクなんて小学生に作らせる気ないですからねw
また、先程も言いましたがデッキが多様化してるということはそれだけプレイングと構築力が試されるということでもあります。
小学生がテンプレデッキを握って勝てる時代ではもうないのです。
これのどこが子供向けコンテンツなんだ?
という声が多く挙がっています。
ん?
答えが見えてきましたね。
現環境はほんとにどのデッキを握っても構築とプレイング次第では入賞はできます。
しかしそれは構築とプレイングがしっかりしていないと入賞できない環境とも言えます。
つまり今までカードパワーだけで勝ち上がってた人達がカードパワーだけで勝てなくなったから面白くなくなったんじゃないか?ってこと。
逆にカードパワーだけで押し通すデッキ(厳密に言えばそうではないが)のモルネクやバイクがまた復権してきたのもそれが理由ではないのか?
つまり現環境は超ガチ勢にとっては面白いけどちょいガチ勢やカジュアル勢が大会で勝ちにくくなってしまった環境だと僕は思います。
そしてそれと同じ考えの人が小学生や新規プレイヤーが勝てないと言うのは果たして子供向けコンテンツと言えるのか、という疑問を持っている、ということかと思います。
デュエルマスターズに求められるのは子供でも運が良ければ勝てて、使いやすいデッキが流行する環境ということですね。
子供向けコンテンツとしての求められるものとカードゲームとして求められるものは別問題。
最初に言った通り僕は4歳からデュエマをやっていました。親戚にルールを教えられ楽しくやっていました。コンボなんて何一つ知りません。ただルールを覚えてクリーチャーを出して攻撃していただけです。
これが重要なんですよ。
子供向けコンテンツに大事なのはデッキの回し方が簡単なことでも、使いやすいデッキが流行ることでもないんです。大事なのはルールとテキストが簡単かどうか、そしてイラストがかっこいいかなんですよ。
小学生なんてこのコンボが強いからデッキを組むなんて考えません。(いやもちろん一定数はいるとは思いますが)
僕らが小学生のときはボルバルザーク紫電ドラゴンがただただかっこよくて欲しくてパックを買っていましたし、ネオボルシャックドラゴンがかっこよくてデッキに入ってました。
そんなもんなんですよ。それが楽しいんですよ。なぜなら相手も同じようなデッキだから。
そもそもカードの値段なんて気にしないんですよ。だってパックから当てたカードでデッキを組むんですから。
何が言いたいかと言うと現環境はカードゲームとしては本当にいい環境と言えるんです。カードゲームとしては大成功といえます。
ただ最近はルールやテキストが難しく子供がやるにはちょっとむずかいカードゲームになりつつあります。
そのテキストやルールが環境でよく使われるがために子供向けコンテンツとしでどうなのかという意見が広まってしまっているということですね。
けどそれは現環境に対して問題ではなくデュエルマスターズというカードゲームがどのように動いていくかという問題であり今回の「環境問題」については関係ない話です。
まとめ
以上のことから
- 現環境はカードゲームとしては良環境
- 構築とプレイングが前以上に問われるのでテンプレを握って勝っていた層が離れるかも。
- ルールやテキストが難しいがため子供向けコンテンツとしての環境とは言えない
- ただし環境が子供向きである必要がないため問題ない。
- 問題はデュエマ自体が子供向きでなくなっていること
ということですね。
確かに前環境に比べたらデッキの構築もプレイングもかかるお金も大変になりましたし、子供向けではないかもしれませんが、それは大人プレイヤーの都合ですからねww
個人的には環境よりもプレイヤーのマナーとかの問題の方が大きいと思うんですがね…